意外と知られていないIoTとAIの違い。
最近は、IoTとAIの両方を駆使した製品が開発されており、両者の違いはますます分からなくなってきています。
この記事では、IoTとAIの違いを、活用事例を参考にあげてご紹介します!
IoTとは何?
IoTとはInternet of Thingsの略で、日本語では「物のインターネット」と直訳されます。
IoT技術を使ったさまざまな商品化が今後期待されており、高度化し、高齢化する人々の社会生活には欠かせない技術となりそうです。
日本でも2016年にIoTを導入するための法整備がなされ、商品化が進んできています。IoTは今AIとならぶ一番注目されているIT技術といっていいでしょう。
IoTとは、〔中略〕様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。それによるデジタル社会の実現も指す。現在の市場価値は800億ドルと予測されている。
IoT技術を使った事例
IoTは基本的に以下のようなことができると考えられています。
- IoT技術をつかった遠隔監視
- IoT技術をつかった遠隔操作
- IoT技術をつかった機械同士の通信
IoTの具体的な活用事例は?
- 車の自動運転(遠隔操作で駐車できるリモートパーキングなども)
- 路面の状態などをスマホでリアルタイムに知らせてくれるドライビング・サポート
- 機械の不具合などを、機械が知らせてくれる
- 農作物をPCやタブレットなどで遠隔監視できる
- 農作物の生育状態をスマホが知らせてくれる。
- Suica対応の自動販売機
- 人工知能(AI)を搭載したスマートスピーカー
- 基礎体温を集計することで体調管理のアドバイスをしてくれる機能
- 商品についているボタンを押すだけで、追加注文できる「Amazonダッシュボタン」
- 「eRemote」(スマホで家中の家電をすべて操作できる)
- 二足歩行で会話のできるロボット
- スマホで外出先から家の戸締りを確認したり、ペットの状態を確認したりする機能
- 空気清浄や温度調節を、季節や住んでいる人の傾向にあわせて自動で行う空調
- スマホで公衆トイレの空き状況が確認できる
IoTとAIの違いは?
AIは[marker]Artificial Intelligence[/marker]の略で、日本語に訳すと「人工知能」の意味になります。
IoTとAIは同じ製品に使用されていることもあり、混同されがちですが、実は両者には大きな違いがあるのです。
AIとは、〔中略〕「言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を[marker]人間に代わってコンピューターに行わせる技術[/marker]」、または、「計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野」ともされる。
つまり、AIは人間の論理的思考や感情の傾向を模倣して、人間と同じような結論に導く技術であるのに対して、IoTは膨大なデータを集積して、分析する技術といえるでしょう。
AI技術を使った事例
- 自動車の自動運転(IoT技術も採用)
- 米空軍の戦闘機バトルをシミュレートする
- コールセンターにて、顧客の質問に回答を出す
- 経営改善のアドバイスをしてくれる
- 天気や消費傾向を分析してコンビニの廃棄商品を減らしてくれる
- 報道記事を自動筆記する
- ガン細胞を特定する
- プログラミングなどの機械学習
- AI技術を搭載した介護ロボット
- AIロボットの接客スタッフや受付係
- SNSのつぶやきなどを含む「オルターナティブデータ」の分析や活用
上記であげた分だけでも相当な数ですが、今後、更に多様なAIロボットや機能が登場することが予想されています。
IoTとAIの違いを知って、日常生活に活用しよう!
IoTとAIの違いをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
わかっているようで、根本的に違う技術であることを知っている人は少ないでしょう。
これからは、IoTとAIの技術革新によってますます便利な世の中になっていくことが予測されています。
それによって、IoTやAIをとりまくマーケットも年々拡大しています。
ぜひ、日常生活にとりいれて活用してみましょう!