日本のゲーム業界は、おそらく世界で最も影響力がある。
いつの時代も、プレイヤーたちの「お気に入りリスト」やゲーマーが愛読するウェブ記事や雑誌には、必ずと言っていいほど多くの日本のゲームがランクイン。日本のゲームが海外で需要が高く、ベストセラーに選ばれるのには、それなりの理由があるはず。

その理由を見つけ出すために、今回、ウェブトレ+広報部は、海外のゲーマーから独自の聞き取り調査やリサーチを行いました。
将来ゲーム開発に携わりたいと考えているプログラマーのために、海外で高く評価されている日本のゲームとその理由を解説します。

ウェブトレの人
ジニオくんってゲーム好きだっけ?

ジニ男
僕めちゃくちゃ好きですよ!隙あればゲームしたいですね!

ウェブトレの人
それは相当だねw
今回は日本のゲーム環境をまとめてみたから、ぜひともチェックしてみて!


日本のゲーム開発をとりまく現況

日本のゲーム開発をとりまく現況
巧妙でハイ・クウォリティーなストーリーやアートスタイルに裏付けられるスムーズなアクションプレイなど、日本のゲームの魅力をあげたらキリがない。

日本でこれからゲーム開発に携わるプログラマーは、今後自分が関わるゲームタイトルが世界中の何百万人ものプレイヤーによってプレイされるという自負と責任感の両方を味わうことになるでしょう。
日本人クリエイターによって作られたゲームは、国際的なゲーム業界の中で独自のブランド力を保持し、指標となっているからです。

80年代から勢力を拡大してきた日本のゲーム開発。近年のさらなる進歩と需要に伴い、日本のゲーム業界の売り上げは前年比で大幅に拡大しています。
このような環境や情勢は、ゲーム開発のプログラマーが育っていくのにはとてもラッキーな状況で、キャリア形成の大きなチャンスといえるでしょう。

以下では、世界中で最も人気のある日本のゲーム開発の成功例を紹介していきます。

ポケモンシリーズ

ポケモン
ポケモンシリーズは、日本のゲームの中で最も海外から評価を得ているゲームです。

ゲームクリエイターで現在株式会社ゲームフリークの代表取締役である田尻智が、1996年、任天堂を介し『ポケットモンスター赤』と『緑』のゲーム開発と発売を指揮。その年の後半には、特別版『ポケットモンスター青』のバーションが発売されました。

1998年には、北米とオーストラリアで『Pokemon Red and Blue』として発売。翌年には、ヨーロッパで発売されました。
これらのゲームを皮切りに、数十億ドル規模のフランチャイズ事業が開始。
2009年、世界記録のギネスブックは、ポケモンレッドとブルーを「史上最高のRPG(ロール・プレイング・ゲーム)」と名付けました。

ゲームのなかでプレイヤーは、すべてのポケモンを捕まえる冒険に出かけ、ポケモントレーナーの役割を担います。
シリーズのゲーム開発チームは、発表される度に新しい特徴を加え、グラフィックスの改善や世界中の他のプレイヤーとのオンライン接続など、ゲーマーに愛される要素(確立されたフォーミュラとメカニズムをもとに)を忠実に再現してきました。

ポケモンが最初に登場した90年代のゲームをプレイした世代は、リリースされたそれぞれの新しいゲームがリリースされる度に購入してプレイし続けます。
20年もの間ゲーム業界のトップに君臨しつづけ、今後も親子に愛されつづける『ポケモン』の歴史を私たちは、目の当たりしていくことになるでしょう。

ファイナルファンタジー・シリーズ

ファイナルファンタジー

日本のゲーム設計者坂口博信氏が作成したこのゲームシリーズは、RPG史上初の快挙と言えるでしょう。

坂口氏が初代『ファイナルファンタジー』を設計した当時、RPGの概念はあまり理解されていませんでした。
結果としてこのゲーム開発がアクシデント的に、世界初の革新的なアクションプレイを実現させたのです。
これは、既成の枠に囚われない発想や試みが功を奏した例と言えるでしょう。

シリーズは、エニックスとスクウェアが開発。
エニックスとスクウェアが合併した2003年以降は、スクウェア・エニックスが所有しています。

最初のファイナルファンタジーゲームがリリースされた1987年から現在まで14シリーズが発売され、レーシング、MMO(Massively Multiplayer Online)、戦術、シューティング、そして戦闘などの他のゲームジャンルに基づく幅広いスピンオフ作品がリリースされました。

これらのシリーズは、ゲーム業界で最も成功した例であり、世界中で1億4200万を超える販売個数を叩き出しました。
シリーズのプロットは、大いなる悪と戦いと自己発見、さらには、自己探求の旅を続けながら他者との関係を築いていくという英雄たちの物語を中心に展開。

特筆すべき魅力は、シリーズのゲームごとに設定された多種多様な設定やシリーズ全体に共通するSFファンタジーのテーマにあると言えます。
日本のファンだけでなく、好みが違う世界中のファンを魅了するために、様々な設定やシナリオを展開。
トレードマークのFMV(フルモーションビデオ)や、今ではゲーム音楽界のレジェンドとして知られる植松伸夫の素晴らしい音楽性も、シリーズの成功に大きく貢献しました。
そして何年にもわたってさまざまなプラットフォームでゲームの入手が可能となっている点も、このフランチャイズが海外で非常に成功した理由のひとつです。

ファイナルファンタジーが一番世間を驚かせたのは、1997年に発売された『ファイナルファンタジー7』の登場です。
この登場によって、ゲーム開発は2Dから3Dの世界へと一気に様変わりしました。
このような変化はゲーム開発の成功に必要不可欠で、その優れたシナリオと3Dゲームで可能になった多種多様な新しいメカニズムによって、さらに進化をとげることができました。

『ファイナルファンタジー7』は見た目が良くなっただけでなく、成すことすべてにおいてスケールが大きいと賞されました。
それは、世界中のファンに「世界で一番優れた日本のゲーム」とまで賞賛されたほどです。
その上、2017年には、スクウェア・エニックスは、数億人のファンからの強い要望で反強制的に『ファイナルファンタジー7』のリメイクの制作を開始せざるを得ませんでした。

ファイナルファンタジーは今後も、傑作シリーズのリメイクを重ね、時代とファンたちの変化に対峙していくことになるでしょう。
そこにこそ「傑作の宿命」があり、このシリーズの真骨頂であると言えるのです。

バイオハザード7レジデント・イービルシリーズ

バイオハザード
次に紹介する日本のゲーム作品は、『バイオハザード7』または『レジデント・イービル』で知られる、バイオハザード20周年記念作品です。このシリーズは、ゲームデザインナーの三上真司と、フリーランス・ゲームデザイナー兼プロデューサーの藤原得郎によって制作され、カプコンによって2017年にゲーム開発、販売されたサバイバルホラーゲーム・シリーズです。
すべてのバイオハザード・シリーズに共通していることですが、プレイヤーの感情を強く揺さぶり、プレイヤーをゲームに釘付けにしてしまいます。

多くのプレイヤーが1996年に発売されたオリジナルシリーズを、プレイステーションやセガサターンでプレイした記憶があることでしょう。
ゾンビがどこからとなく突然現われて攻撃してくるという場面で、プレイヤーは、限られた資源や武器を駆使して応戦しなくてはならない。常に、「このアイテムを今ここで使用してしまったら、後にもっと困難なことが発生し、本当に必要なときに使用できなる。その時どうするのか?」という決断に迫られます。

こういった種類の決断は、おおきな緊張感を生み、他のゲームでは再現不可能なレベルの心理的影響をプレイヤーに与えることとなりました。
海外のゲーマーにとって、バイオハザードをプレイした経験があるかどうかは、ゲーマー同士で相手が本物のゲーマーかを見極める手段としても使われていたほどです。

オリジナルシリーズの発売以来20年間、新シリーズのゲーム開発を繰り返してきました。
最近のバイオハザード・シリーズでは、最新のグラフィックスとAIプログラミングを駆使し、オリジナルのゲームの雰囲気を大切に保存しながらも最新VRを備え、復活させることに成功しました。

世界中で販売された全てのバイオハザード・シリーズの合計は、8800万部以上。シリーズは当初、プレイステーションのお試し版として、マニア向けの非常にマニアックな内容で開発されたゲームでした。
どのようなゲーム開発が、一攫千金で成功するかは、時には、突如現われる非凡な作品によって形成されます。作品が時代の後を追うのではなく、時代が作品の後を行った代表例と言えるでしょう。

メタルギア・シリーズ

メタルギア・シリーズ
小島秀夫が制作し、コナミが開発した『メタルギア・シリーズ』に言及せずに、日本のゲーム開発を語ることはできません。

このシリーズは、これまで世界中で5,380万枚以上が販売されました。販売数は他の日本のゲームシリーズと比較すると、著しく低いように感じられますが、他のシリーズはより商業的に設計され、幅広い年齢層の観客を対象としていることは、特筆すべき点です。
これとは対照的に、『メタルギア・シリーズ』は、さまざまなサイバーパンク、ディストピア、哲学などのテーマや設定を好む年配のプレイヤーを対象としています。

これを考慮に入れると、単一の年齢層のみでこの販売数は、驚異的な数字であることがわかります。
ゲームプロットは、その名の通りスーパー・ウェポンである「メタルギア」が中心。これは、核兵器を発射する能力で世界に脅威を示す二本足のウォーキング・バトルタンクのことです。プレイヤーは「ソリッド・スネーク」などの特殊部隊作戦に参加し、過激派勢力を制圧して、スーパー・ウェポンを発見し阻止するという使命を果たします。

『メタルギア』は、ステルスベースのアクション、さまざまな設定や仕組みを使ったボスの戦い、プロットにおけるあらゆる対決や、重要な展開を効果的にセッティングするために絶妙に配置されたサウンドトラックなどを、長年の共通コア要素にしています。

最近では、『メタルギア』とまったく同じ要素を使用するゲーム開発が増えています。それにも関わらず、このシリーズが際立っている理由は何なのか?その答えは、ひとえに小島秀夫の知名度によるところが大きいでしょう。

小島氏は、非常に優れたシナリオライターで、国際ゲーム業界で最も著名でユニークな人物です。
深い哲学的テーマを探求することや、キャラクターがプレイヤーに冗談を言ったり、面白いサインを送ったりと、ユニークで興味深いキャラクター開発が彼の持ち味です。
コナミから小島英雄が離脱した後も、『メタルギア・シリーズ』が強力な求心力を持ち続けることができるかどうかは不明ですが、多くの小島ファンたちは、彼の次の作品を心待ちにしていることは、明白でしょう。

ゲーム開発をしたいプログラマーは、ロングセラーに注目しよう!

今回は、海外で長年にわたり高評価を得ている、選りすぐりの日本のゲームを紹介しました。そのほとんどが80年代から90年代にはじめて制作され、その後世界中のファンの強い要望によりリメイクを繰り返していることは、興味深い共通点です。また、これらの作品に関わったゲームデザイナーやシナリオライターのほとんどがフリーランスまたは独立していることも、今後のキャリア形成の重要な参考例となることでしょう。必要な技術や経験を学習し、日本でゲーム開発に携われるチャンスを逃さないようにしよう!


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