HTMLを学びたいけど、HTMLの基本がどのようなものかをきちんと理解してからはじめたい!と考えている方もいることでしょう。何をはじめるにも、「初め」が肝心。
まずは、「0」から「1」へ、つまりは、何も知らない「超初心者」から「初心者」になる必要があります。この記事では、HTML初心者の典型的な疑問に対処して、「HTMLの基本中の基本」をご紹介いたします。
用途や歴史はこちらでも紹介しているのでご参考に。
【HTMLって何!?用途から歴史まで徹底解剖】
https://webtre-plus.com/archives/1016
HTML初心者の疑問①HTMLとは?
「HTMLとは何か?」を、言葉で漠然と理解はしていても、本質的にイメージ化ができない初心者は、少なからずいることでしょう。
HTMLとは、簡単にひと言で例えるならば、建築物をたてる際の「骨組み」のことを言います。
しっかりとプランニングされ、鉄筋鉄骨で立てられた建築物が100年以上長持ちするように、綿密にとプランニングされ、丁寧に構築されたウェブサイトは、様々なトレンドの変化やクライアントの要望に対応することができます。
一流のプログラマーやウェブ・デザイナーを目指すならば、長持ちするサイトを作れるようになりましょう。
HTML初心者の疑問②HTMLはプログラミング言語のひとつ?
HTML初心者のなかには、HTMLを「プログラミング言語のひとつ」と誤解している人も多いようです。しかし、HTMLはプログラミング言語ではありません。
HTMLは「マークアップ言語」といいます。C++やPHPなどのプログラミング言語が、コンピューターに命令しデータ処理などをプログラミングする言語であるのに対して、HTMLやCSSなどのマークアップ言語は、サイト上のページ数、位置、見出しの大きさや色などを定義付けるための言語です。
あとからは、なかなか恥ずかしくて人には聞きにくいことです。常識なので、覚えておくようにしましょう。
HTML初心者の疑問③HTMLだけでサイトの構築ができる?
2000年初期には、HTMLのみで文字の大きさやテーブルの設定をしていた時代がありました。
しかし現在では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)をHTMLに組み込むのが一般的になっています。
HTMLは、あくまでサイトという大きな建築物の骨組みであって、部屋の内装やインテリアにあたる作業はCSSを用いて行われるということを覚えておきましょう。
HTML初心者の疑問④HTMLを書くには、テキストエディタでOK?
HTMLは初心者でも簡単にはじめられるのが特徴です。それというのも、HTMLは多くのコンピューターに最初から入っている「テキストエディタ」上に書くからです。
ある程度書いたら、ブラウザ上で確認することが可能です。
このとき、必ず「ファイル名.html」の形式で保存するようにしましょう。ファイルの保存先のフォルダを開き、ファイルごとブラウザ(例えば、Google Chrome)にドラッグます。
HTML初心者の疑問⑤HTMLはどのように書くのか?
HTMLは初心者でも、比較的簡単に習得できる言語です。
書き方も一度基本をおさえれば、初歩的な最低限のサイトを構築することは、難なくできるようになるでしょう。
HTMLは、基本的に「要素(Element)」で成り立っています。
「要素」をさらに分解すると、「タグ」と「内容(Content)」のふたつに分けることができます。タグは「内容」のはじまりと終わりを示すことができます。
始まりを示すタグを「開始タグ(Opening Tag)」といい、終わりを示すタグを「終了タグ(Closing Tag)」といいます。
例)
<p>テキスト</p>
終了タグは必ず前にスラッシュ「/」がはいります。内容には、サイトに載せたい情報を入力します。
例)
<p>ゲーム・イベントのお知らせ</p> <p>○月○日、○○運営団体では、ファンの熱い要望に応え「○○ゲーム・イベント」を東京ビックサイトにて開催することになりました。</p>
HTML基本を把握したら「初心者」から「中級者」になろう!
今回は、HTML初心者の疑問を解決すべく、HTMLの基本中の基本をご紹介しました。
どんなに初歩的なことでも、ひとつ疑問が解けて完全に理解できたら、脳はその成功体験を覚えていて、また一つ、そしてまた一つと世界が広がっていくのを感じるはず。
HTMLにのみならず、プログラミング言語の習得においては、こういった小さな成功の積み重ねと達成感が、のちに大きな成功を導くと言えるでしょう。
独学で初心者レベルをクリアできたら、スクールに通って中級レベルを目指してみてはいかがでしょうか。