IT業界で、いきなり在宅ワークを始めるといっても、準備が必要ですよね。
ITエンジニアたちにとって、仕事を効率化してくれるツールはなくてはならないものです。また、しっかりとした環境が整っていることは先方からの信用にもつながります。
そこで、今回は、IT業界で在宅ワークを始めるエンジニアに必要な環境やツールをご紹介します!
IT系在宅ワークに必要なツール
1:長時間座っても疲れない椅子
IT業界で在宅ワークをはじめる時に一番気にかけてほしいのが、“健康”です。IT系在宅ワークは、健康でなければ続けていけないので、当然といえば当然のことです。
近頃、IT業界のエンジニアで腰を悪くする人が増えています。長時間同じ姿勢でいることが一番の理由と言われていますが、1時間に1回は簡単なストレッチをしたり、席を立つことで少しは予防できます。
最近では、人間工学に基づいて設計されたPCチェアも開発されているので、多少高くても自己投資だと思って購入しておいた方が良いでしょう。
アマゾンで「PCチェア」を検索すると、1万円以下でも十分良い椅子が手に入ります。さらにお金を出せる人は2万円~3万円クラスのPCチェアも試してみてもよいでしょう。
IT系在宅ワークに必要なツール
2:長時間使用しても疲れないマウス
最近のPCマウスやマウスパッドの進化には目を見張るものがあります。人間工学にもとづいて設計されたマウスから、プログラマーやゲーマー向けのマウスまで、様々な種類が揃っています。
なるべく、電池交換の手間を省きたい人には、コード付マウスがおすすめですが、省エネタイプのコードレス・マウスや、電池を使わずに充電できるタイプもあります。
また、アマゾンには、マウスパッドとマウスが一体化したものなど、ユニークな商品も!
IT業界で在宅ワークをしたいと考えているエンジニアは、マウスひとつにもこだわった方が、仕事が楽になり効率も上がるので、おすすめです。
IT系在宅ワークに必要なツール
3:固定電話
スマートフォンさえあれば、1台で何でもできてしまう時代です。そのためか、意外に盲点となっているのが固定電話です。
スマートフォンは、コストの面では優れていますが、通話品質の面ではいまだに問題点がたくさんあります。天候に左右されやすく、途中で通話が途切れてしまったり、聞き間違いがあったりすることも。
その点、固定電話は、それほど高い電話機を使用しなくても、それなりのヘッドセットなどと併用すれば、高品質の会話を約束してくれます。
IT業界の在宅ワークでは、先方やチームとのコミュニケーションが成功への大きなファクターとなることを思えば、なるべく通話品質が高い固定電話を使用することは、重要ですね。
IT系在宅ワークに必要なツール
4:チャットやファイル共有ツール
在宅ワークをするITエンジニアにとって、チャットツールやファイル共有ツールはなくてはならない道具です。
情報共有やコミュニケーションが上手くいかないと、生産性が落ちてしまい、在宅ワークを続けるのが難しいと感じえてしまうからです。
IT業界で働く在宅ワーカーに合ったチャットツールもあるので、それぞれの目的に合わせえて活用していきましょう。
チャットワーク(Chatwork)
チャットワークは、在宅ワークをする人に限らず、多くのITエンジニアが使用しているチャットツールです。
LINEなどと違って、既読機能がないので自分のペースでメッセージを確認できます。また、簡単なタスク管理機能や、グループチャットも可能です。ファイル共有もシンプルで、使いやすいメリットがあります。
※注意点!
Windows、Mac間でファイルを共有しようとするとダウンロードできない場合もあるので、気をつけましょう。 |
Stock(ストック)
Stockは、ノート機能やコメント機能がついた情報共有ツールです。
会議の議事録や連絡事項などをノートに残すことで、チーム内での共有忘れを防げます。また、ノートごとにコメントを残せる機能がついているので、話題が本題からそれることがありません。
タスク管理機能では、自分とメンバーのタスクを同時に一覧で確認できるため、情報共有のための時間が省け、仕事の効率化にもつながります。
Zoom(ズーム)
IT業界で在宅ワークをする場合、時にはチーム内でビデオ会議をする必然性が出てきます。そんな時に便利なのが、通信が安定していて安価のビデオ通話ツールです。
Zoomは、ユーザーや招待されたユーザーが会員登録をせずに使用できるため、「始めやすい」というメリットがあります。
Skypeなどと比べると、通信が安定しているため、通信環境にかかわりなく安心して使用できるメリットも。
※注意点!
無料プランからはじめられますが、40分を超えるグループ会議に使用する場合は、有料プランへ移行する必要があります。 |
IT系在宅ワークに必要なツール
5:高速インターネット
言わずと知れていることですが、IT業界で在宅ワークをする場合、高速インターネットへの接続環境が必須です。
高速インターネットへ接続できれば、大きなファイルなども秒速でダウンロードしてくれるばかりか、アップロードにも手間隙かかりません。
さらに、ビジネス向けのサービスに加入すれば、手厚いサポートのほかに保証などがついてくることも。
ITエンジニアとして長期間在宅ワークをするなら、ぜひ高速インターネットのビジネス向けサービスを検討してみましょう。
IT系在宅ワークに必要なツール
:6会社名義の銀行口座や法人クレジットカード
IT業界で在宅ワークをする場合、会社勤務と大きく異なる点は、自分で何でも揃えなくてはならないという点です。
旅費交通費の立替えや、その他プロジェクトに必要な物を購入し立て替えることもしばしばあります。その場合は、後から請求しやすいように、会社名義の口座から引き落とされる法人クレジットカードを作っておきましょう。
会社名義の口座や法人カードは、清算がしやすいうえに、年度末の確定申告の際にも便利です。
また、将来会社を大きくしようとする場合に、銀行からお金を借りる場合にも優位に働きます。銀行は、信用があるビジネスにしかお金を貸さないので、会社名義の口座を作っておけば、クレジットヒストリーを築けるのです。
法人クレジットカードの審査基準は、特には公表されていませんが、開業後3年以上且2期連続黒字経営であることが、一つの指標になっているようです。
※POINT!
法人カードの取得が難しい場合は、会社名義の銀行口座だけでも、作っておくようにしましょう。クレジットカードの請求先をその口座に指定し、仕事関係の出費は、すべてそこから引き落とされるようにすれば便利ですね。 |
IT系在宅ワークに必要なツール
:7データのバックアップツール
IT業界で在宅ワークをするなら、データのバックアップツールは必須アイテムです。というのも、在宅ワークでは、インターネット接続がダウンした場合やPCが故障した場合、何の保証もなく、復旧作業に時間がかかるからです。
もし、予備のノートPCとバックアップツールがあれば、緊急時でも自宅の外に出かけて仕事を継続できます。
毎日、仕事を終えた後にバックアップするのは少し面倒ですが、それでも危機管理ができてこそ、先方からの評価も高くなるということを念頭において、バックアップは毎日続けることをおすすめします。
IT系在宅ワークに必要なツール
8:プリンタとスキャナ
在宅ワークでは、仲介業者を介する場合を除いて、自分で契約書を作成しなくてはなりません。(先方が作成してくれる場合もあります)
最近では、何でもオンラインでできてしまいますが、書面で発行しなくてはならない場合もでてくる可能性は十分にありますので、プリンタを準備しておいた方が無難ですね。
ほとんどのITエンジニアたちは、高性能なプリンタを持っていないようです。必要最低限な機能さえ付いていれば十分なので、コストパフォーマンスが高い白黒のレーザープリンタなどが人気です。
また、署名後にスキャンする必要性もでてきますので、別売りのスキャナーも準備するようにしましょう。(白黒のレーザープリンタには、大抵はスキャナーがついていません。)
IT系在宅ワークに必要なツール
9:予備のノートPC
バックアップツールと同じで、万が一の場合に備えて、ある程度高性能のノートPCを予備として準備しておくことをおすすめします。
予備のノートPCがあれば、メインPCが故障した場合や、休暇、移動中などでも作業ができるので便利です。
IT系在宅ワークに必要なツール
10:無停電電源装置(UPS)
地震や洪水といった災害の多い日本だからこそ準備しておきたいのが、予備電源。東日本大震災の際にも、首都圏では計画停電が頻繁に行われました。
IT業界で在宅ワークをしている人でも、意外に忘れがちなのが、この予備電源です。逆に言えば、準備しておくことで、いざという時に他のITエンジニアたちに差を付けられることでしょう。
一般的な方法として、無停電電源装置(UPS)を使用する方法です。
無停電電源装置(むていでんでんげんそうち)とは、停電などによって電力が断たれた場合にも電力を供給し続ける電源装置である。日本では一般に、商用交流電源に接続して使用する、交流入力・交流出力のものをUPS (Uninterruptible Power Supply) と呼ぶことが多い〔中略〕(引用:『無停電電源装置』|ウィキペディア https://bit.ly/1Y81gOE)
価格は、安いものだと国産メーカーで1万3千円台~、高いものになると2万円台後半のものとさまざまです。頻繁に使用するのでなければ、それほど高価なものでなくても良さそうですね。
必要な環境やツールを揃えてIT業界で在宅ワークをはじめよう!
この記事では、IT業界で在宅ワークを始めたいと考えているエンジニアのために、必要なツールや環境についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?在宅ワークを始めるとなると、意外にたくさんの物を準備する必要がありますね。
ただ、出費がかさむのは最初だけですし、初期投資だと考えればその分を回収すれば良いだけの事です。ぜひ必要な環境やツールを揃えて、IT業界で在宅ワークをはじめてみましょう!