リモートワークを専業とするフリーランスと比べると、副業プログラマーは、本業のほかに休みの日も時間を削って働かなくてはなりません。
結果、休む時間がなくなり、心身ともにすり減らす、というデメリットがあります。
この記事では、プログラマーが副業をおこなうメリット・デメリットをご紹介します!
プログラマーが副業するメリットとは?
好きな時に隙間時間を利用して作業ができる
副業プログラマーには、場所を選ばずに、週末好きな時に働けるというメリットがありますよね。
隙間時間を利用して、土日の副業だけでも5万円以上稼ぐ人がいるようです。もし、本気で取り組む覚悟があって、月に何十万も収益を上げられるようであれば、副業プログラマーは非常にコスパが高い、と言えるでしょう。
プログラマーとして必要な思考回路が身につく
プログラマーとして働くには、物事を構築的に考える力や、仕事を常に効率化させるための論理的思考を持つ事が大切であるとされています。
副業をすれば、そういったプログラマーに必要不可欠な思考回路が自然に備わっていくというメリットがあります。
興味のある仕事ができる
サラリーマン・プログラマーのなかには、アプリ開発などをやってみたいけれど、会社ではシステム開発などを担当しているので、副業では好きなことをやる!という方も多いようです。
好きな分野で仕事ができると、副業であっても「やらされている感」が少ないので、サラリーマン・プログラマーとの相性は良さそうですね。
スキルアップになり、転職に有利
サラリーマン・プログラマーの中には、将来やりたい事を本業にしたい!と感じている方もいます。
その場合、副業で得たスキルや経験は、職務経歴書に書けるので、転職には非常に有利に働きます。
今、担当している開発案件がいつまで続くか分からない、その内、年齢制限で解雇されるかもしれないと不安を感じているプログラマーは、多いです。その場合、副業案件で、ある程度「リスク・ヘッジ」をすることが可能なのです。
※解説!
ちなみに、年齢や経験値が高くなればなるほど、その分給料も上がっていきますが、企業のなかには、そういった中間クラスのプログラマーに辞めてもらって、若いプログラマーを2人雇いたいという、コンプライアンスに反するような企業も少なくありません。 |
副業プログラマーのデメリットとは?
経験値が少ないプログラマーは仕事を獲得しづらい
プログラマーに限ったことではありませんが、経験値が少ないプログラマーは副業の案件を獲得しづらい、というデメリットがあります。
未経験プログラマーを募集している案件は、それほど多くはないうえに、多くのプログラマーが応募し、非常に高い倍率になることもあります。
未経験プログラマーは大変苦労する
技術革新の早いIT業界で、学校で学んだばかりの(もしくは独学で勉強したばかりの)知識を活用するのは、意外に大変なことです。
会社勤務のサラリーマン・プログラマーではれば、上司に相談することもできますが、副業プログラマーの場合は、そうもいきません。
例えば、言語によっては技術革新が早く、教科書などで理論を知っているだけでは、なかなか実践で通用しないこともあるようです。
案件によっては、非常にコスパが悪い
全ての案件が、適正価格を満たしていれば問題ないのですが、中には時給に換算して900円にも満たないような案件もあります。
特に、経験が少ない場合はこういった案件にもトライしていくことが必要かもしれません。しかし、ある程度スキルと経験がついてきたプログラマーは、コスパの悪い案件に引っかからないように注意した方が良さそうですね。
勤務先にばれて気まずい雰囲気になる
最近は、厚生労働省などでも副業を推進する時代になりましたが、企業はいまだに副業を思わしくないと感じているところもあるようです。(副業を認めている企業は、全体の4分の1以下)
もし、会社に内緒で副業を始めた場合、ばれた時に気まずい雰囲気になることを想定して、確認した方が良いでしょう。
確定申告の義務
会社で働いていた時は、税金関係は人事部や総務部が行ってくれる場合がほとんどですが、副業プログラマーは自分では確定申告を行わなくてはなりません。
その他、「開業届け」「個人事業主申請」などやることがたくさんあります。ある一定以上の収入を副業から得る予定のない方でも、最初から確定申告対策はしておいた方が良いでしょう。
こちらの記事では、プログラマーの確定申告に関して詳しく紹介しています。
https://webtre-plus.com/archives/1811
https://webtre-plus.com/archives/1701
体調を崩しやすい
本業の仕事で、1日の労働時間が10時間を越えるようなプログラマーが、土日を利用して副業した場合、健康を害する人も、もちろんですが、います。
本業と副業がかぶるような場合、「やらされている感」を感じる方もいることでしょう。上手く、ON/OFFのバランスがとれない、体調が辛い、うつ症状が出ている、という方などは、副業はおすすめできません。
産業医やコンプライアンス委員が会社にいる場合には、相談してみるのも大切です。
プログラミングで副業をしてみよう!
今回は、プログラミングで副業をしてみたいと考えている方のために、副業プログラマーのメリット・デメリットをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
IT業界は、決して生やさしい業界ではありませんが、本気で取り組めば、副業でもその分がしっかりとお金で返ってきます。副業を始める場合は、まずはしっかりと技術を学んで、メリット・デメリットを把握したうえで、取り組みましょう。