日々、多様化していく働き方。プログラマーは、もはや正社員や派遣だけでなく、フリーランスや副業で大きな収益を上げる人たちが増えています。
過酷なプログラマーの現場を乗り切るには、自分がどの働き方を一番心地いいと思うか、に焦点を当てることも大切なことです。
今回は、プログラマーの働き方をあらためてご紹介します!
正社員プログラマーという働き方
正社員プログラマーは、最も一般的な働き方です。
正社員プログラマーは企業に雇われてサラリーマンとして働きます。
プロのプログラマーの大部分が、この正社員プログラマーに該当します。
メリット
- 上司や同僚に相談しやすい
- お給料が安定している
- 働く環境やツールを自分で準備しなくて良い
- 土日はほとんど休める
- 社会的信用度が高いので、クレジットカードを作るのに困らない
- 銀行ローンが組める
- 病気になっても収入がある
デメリット
- 納期が迫っているときは、連日夜中まで残業になることもある
- 多重請負の被害者になりうる(激務のわりに給料が安い)
- 元請け社員の理不尽な要求を呑まなくてはならないことがある
- 自分で仕事の内容を選べない
- 経歴は積めるが、スキルアップになるとは限らない
このように、メリット・デメリットを比較してみると、正社員プログラマーという働き方は、一般的に毎月安定してまとまったお給料がもらえるという反面、一歩間違えると多重請負の被害者になりうるリスクが潜んでいます。
また、決してスキルアップや転職にも有利に働くわけではないので、向上心のあるプログラマーは、他の働き方の方が向いていると言えるでしょう。
フリーランスプログラマーという働き方
フリーランスプログラマーとは、どこの企業にも雇用されていない、フリーな働き方です。
フリーランスプログラマーは、大きく分けて2つの働き方があります。
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仕事は、クラウドソーシングや仲介業者を通じて応募し、クライアントと契約を交わします。
メリット
- 場所や時間にとらわれず働けるので、スケジュールを組みやすい
- 自分で好きな仕事を選べるので、スキルアップにつながる
- スキルが高ければ高いほど稼げるので、向上心をキープしやすい
- 人によっては、正社員プログラマーよりも高収入
- 多重請負の被害者にならずに済む
デメリット
- 常駐フリーランスの場合、企業に出向かなくてはならない
- 常駐の場合、プレゼン能力が必要とされる
- 必要なツールや環境を全部自分で揃えなくてはならない
- 土日休めるとは限らないので、友人が減る可能性がある
- お給料が毎月同じ金額ではないので、ローンなどが組みにくい
- 社会的信用に欠けるので、クレジットカードが作りにくい
- 自分で、確定申告をしなくてはならない
- 困ったことがあった時に、上司や同僚に相談できない
- 病気になったときに、収入がなくなる
上記のように、メリット・デメリットを比較すると、フリーランスプログラマーという働き方は、以下のタイプに向いています。
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しかし、面倒くさがりで、勉強もあまりしたくない、というタイプのプログラマーにはあまりおすすめできない働き方と言えるでしょう。
派遣プログラマーという働き方
派遣プログラマーは、派遣会社から仕事を紹介してもらい、プロジェクトが終了すれば契約が終了する、という働き方です。
フリーランスプログラマーとも、性質的には似ている働き方です。
メリット
フリーランスとほとんど同じですが、フリーランスのような高収入を望むのは難しいでしょう。
デメリット
派遣会社に支払う紹介料が、クラウドソーシングなどと比べると高い
副業プログラマーという働き方
副業プログラマーは、本業が休みの時や、毎日のスキマ時間に効率良く稼ぐ、という働き方です。
クラウドソーシングや、仲介業者、友人からの紹介などで、仕事を獲得できます。
メリット
- 好きな仕事を獲得すると、その分野でスキルアップできる
- 時間や場所を選ばずに仕事ができるので、スケジュールが組みやすい
- スキマ時間で副収入が得られる
デメリット
- 休む時間が少なくなるので、不健康になりやすい
- 確定申告をしなくてはならないので、慣れるまでは面倒
以上のような点を考えると、副業という働き方は、以下のタイプの人に向いています。
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その一方で、面倒くさがり、スキルアップが苦手、という方には不向きな働き方と言えるでしょう。
自分に合った働き方を見つけよう!
今回は、プログラマーの働き方を4つご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
それぞれの働き方にデメリット・メリットがあり、プログラマーによっては向き・不向きがあります。
未経験のプログラマーは、企業で働く経験を一度はした方がいいかもしれませんが、ある程度経験値が増えてくれば、その後の働き方は自由に選べます。
ぜひ、自分に一番合う働き方を見つけていきましょう。