副業や複業(パラレルワーク)をするプログラマーが増えています。
サラリーマンプログラマーであれば、会社の経理担当がすべて行ってくれますが、副業プログラマーの場合は、自分で確定申告を行わなくてはなりません。
この記事では、副業プログラマーの確定申告の有無、しなかった場合のペナルティなどについてご紹介します。
副業プログラマーでも確定申告は必要?
副業をしているプログラマーでも、確定申告は、基本的には必要です。最近流行っているパラレルワーク(複業)も、同様に確定申告が必要になります。
パラレルワークについては、以下の記事でも紹介しています。
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確定申告が必要になる所得額はいくら?
副業をしているプログラマーすべてが、確定申告が必要というわけではありません。
なかには、稀ですが、年間の副業所得が20万円以下のプログラマーもいます。
その場合は、確定申告をしなくても大丈夫です。
確定申告が必要になるのは、20万円を超える所得があった場合。
しかし、これは、あくまで所得であって売り上げではないので、注意しましょう。
所得は、売り上げから経費を差し引いた額になります。
つまり、売り上げが40万円あったとしても、経費が20万円以上あれば、確定申告はしなくて済みます。
経費には以下のようなものがあります。
<地代家賃>
・家賃(自宅兼事務所としている場合)
・駐車場
<通信費>
・携帯料金
・プロバイダ料金
・サーバー料金
・郵便料金
<水道光熱費>
・電気代
・ガス代
・水道代
<旅費交通費>
・電車代
・タクシー代
・ガソリン代
・出張の際などの滞在費
<消耗品>
・書籍
・スーツ
・靴
・車
・PC/周辺機器/ソフト
・デスク
<接待交際費>
・外食費
<研修費>
仕事に関係する研修や、セミナー、スクールなど
<会議費>
・カフェでの支払い
・レンタルオフィス代
(引用:『【永久保存版】分かりやすい青色申告!フリーランスの所得税とは?』|ウェブトレ+ https://webtre-plus.com/archives/1811)
しかし、交際費が経費の3割を超えるような場合は、明らかに不自然と見られ、一部否認もありうるので注意しましょう。
詳しいペナルティの内容については、以下の記事を参考にしてください。
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開業届けを出していなくても、確定申告は必要?
開業届けを出していないから、確定申告はしなくても大丈夫、と思っている人も多いかもしれませんね。
実は、これは「アウト」です。
開業届けを出していなかったとしても、確定申告は必要です。
その際、課税の分類コードは「雑所得」となることを覚えておきましょう。
副業プログラマーが確定申告をするメリット
クライアントのなかには、事前に源泉徴収して給料から差し引いている場合があります。
そのような場合、確定申告を行えば、源泉所得税が還付されることもあります。
副業プログラマーが確定申告をするデメリット
サラリーマンプログラマーが副業プログラマーとして確定申告する際には、デメリットがあります。もし、会社が副業を禁止している場合、会社にばれてしまう危険性がある、ということです。
確定申告によって副業がばれる過程は以下になります。
- 確定申告後に本業と副業による収入が合算される
- 合算された収入に対して住民税額が決定する
- 住民税が給料から天引きされる会社の場合、ここでばれる
どんなに、手段をつくしてもばれる可能性はあるので、副業をする際には、必ず副業が可能な会社かどうかを確認するようにしましょう。
副業プログラマーでも確定申告は必要です!
この記事では、今後、副業をしたい!と思っているサラリーマンプログラマーが確定申告について注意すべき点を解説しました。収入が年間20万円以上になるような場合は、必ず確定申告をして、ペナルティを受けないようにしましょう!