副業はタブーという概念はIT業界にもあるのでしょうか?IT業界では、有名な大手企業が副業OKにしているため、副業はタブーではない、という認識が広まりつつあります。この記事では、初心者が副業で失敗しないために、IT業界の副業に対する動向と、副業OK!の企業をご紹介します。
IT業界で副業をするエンジニアが増えている理由
納期が近づけば過酷な長時間労働に耐えなくてならないIT業界。そんなプログラマーやエンジニアたちが、なぜ副業するのか疑問に思ったことありませんか?
以下では、IT業界で副業をするエンジニアが増えている理由をご紹介します。
学生は、自分が成長できない企業には魅力を感じていない!
リクルートの2018年12月の調査によると、就活生が入社予定の企業を決める一番の理由に「自らの成長期待」があるようです。
学生たちは、入社後に成長ができないと感じると、転職や副業によってスキルアップをしようとする傾向にあります。
IT業界も、例外ではありません。多くのエンジニアたちが副業をする一番の理由に、“スキルアップ”が挙げられます。
(参考:『就活生、入社予定企業の決め手は?「年収」や「企業規模」よりも「自らの成長期待」がTOP 男女別、業種別でも差が出る結果に』|リクルートキャリア https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190131-01/)
IT業界で副業はタブー!?
これほど、副業に対する需要と供給が増えているIT業界ですが、副業を許可している企業は意外に少ないことに驚かされます。
副業を解禁している情報通信企業(IT業界)は、全体の2割以下にとどまるからです。その主な理由は、
|
こういった表立った理由がある一方で、実際には、人材の流出を防ぐ目的があるからではないか?と囁かれています。
企業は、3年雇わないと回収できない?
一般的に、正社員雇用の場合、企業は、3年以上たたないと育てた人材から利益を回収できない、と言われてきました。
3年以内に、副業が原因でヘッドハンティングされたり、フリーランスとして独立されたりしては、企業にとっては損害が大きいからです。
しかし、最近ではその構図が崩れつつあります。
経験やスキルのある人材を雇って使い捨てする企業が増えてきているからです。これでは、副業する人が増えるのは当然ですね。
IT業界で副業OKな企業を紹介
IT業界では、最近、副業OKな企業が増えてきています。誰もが一度は聞いたことのあるようなビッグネームな企業も、多く含まれています。
- LINE
- メルカリ
- 富士通
- ソニー
- 日本ヒューレット・パッカード
- レノボジャパン
- 富士ゼロックス
- リコー
- コニカミノルタ
- リクルートテクノロジーズ
- NTTデータ
- ソフトバンク
- ヤフー
- スマートニュース
- サイバーエージェント
- エンファクトリー
- ビズリーチ
- ランサーズ
- サイボウズ
- メタップス
- リブセンス
- トレンダーズ
- ウィルゲート
- ソウルドアウト
- アクセンチュア
- East Ventures、BASE
- LIG
- スナップマート
ただ、副業OKとはいえ、なかには曖昧な感じでOKの会社も多いのも事実です。
また、親会社は副業OKでも、グループ会社はNG!という場合も少なくありません。副業をする際には、会社に申請する必要があるかなど、必ず確認するようにしましょう!
IT業界で副業はタブーではない!就職する際には、よく調べてみよう。
今回は、IT業界での副業がタブーかどうか、についてご紹介しました。
副業OKな大手企業もリストアップしてみると、案外たくさんあることに気づかされます。
IT業界では、今はタブーでも、副業を許可する企業が今後さらに増えてくることでしょう。大手企業の副業に対する姿勢が、社会に与える影響は大きいからです。
独立し、早期リタイアするのが理想となっている今の時代、IT業界で就職する際には「副業OKかどうか」で探してみるのもいいですね。