資格について
みなさん何か国家資格を持っていますか?
世の中には様々な種類の資格が存在しています。
大きく分けて、
・国家資格
・公的資格
・民間資格
この3種類の分類に分かれます。
これら3種類に含まれる資格は全部で1,000を超えると言われています。
国家資格とは?
国家資格とは、法律に基づいて国や、国から委託を受けた機関が実施する資格です。
指定の国家資格を取得していなければ就けない仕事もあります。
国家資格を取得していることで、様々な優遇を受けられるだけではなく、社会的な信頼度も高いため就職や転職の際に有利に働くこともあります。
公的資格とは?
国家資格と民間資格の間に位置付けられるのがこの公的資格です。
公的資格は、民間団体や公益法人が実施し、文部科学省や、経済産業省などの官庁や大臣が認定する資格です。
取得した資格は公的に通用し、国家試験に準ずる資格なので一定レベルの能力があることを保証できます。
そういったことから、就職、転職の際に有利に働くこともあります。
民間資格とは?
民間資格とは、団体や企業が試験を行って認定する資格のことです。
国家資格と異なり法律の規定などがないので、企業や団体が社会のニーズに即座に対応できるなどの強みがある資格です。
民間資格は企業や団体が独自で試験・認定を行うため社会的認知度や信用度に大きな格差があるのも事実です。
国家資格や公的資格と似た名前のものも数多くあるため注意することも必要です。
参考: 資格.com(http://shikakuu.com/)
そもそもIT業界で働く上で資格が必要なのか
これから就職や転職を考えているのであれば、取っておいて損は無いです。
そして、社内でのキャリアアップを図る際にも国家資格は1つの基準になってくるかもしれません。
ただ、大前提として、しっかりとしたITスキルを身につけているかが重要です。
ウェブサイトを制作することが出来る。
システムを構築することが出来る。
アプリケーションを制作することが出来る。
等の実務レベルでの実績があるかないかは非常に重要です。
IT業界で働く上でおすすめの国家資格
IT業界の国家資格の中でも特にオススメな資格について紹介します。
全員にとって全てが必要なわけではありません。IT業界内でも携わる仕事によって必要か不必要かは変わりますので、ぜひご自身の仕事や業務に照らし合わせて参考にしていただければと思います。
ITパスポート(IP)
ITに必要な基礎知識を持っていることを証明することが出来る資格です。
これを持っているか持っていないかで就職や転職に大きく関係してくるかと言われると、まだ効果が薄いかもしれませんが、これからITのことを勉強したい等、ITのことを理解する上での取っ掛かりとして勉強することをオススメします。
基本情報技術者(FE)
IT業界で働く上での登竜門的な存在がこちらの基本情報技術者です。
非常に人気の国家資格です。
社員に取得を推奨している会社もあったりと、取得していることで企業へのアピールに繋がる資格と言えます。
応用情報技術者(AP)
上記の基本情報技術者の上位版です。
高度なIT人材として必要な応用的知識・技術が問われます。
会社によっては、この資格を持っていることで、役職手当がつく場合もあります。
いきなり応用技術者試験を受けることも可能ですが、基本情報技術者試験に合格した後に、受講するのが一般的です。
システムアーキテクト(SA)
情報システムや組み込みシステムにおけるアーキテクチャーの設計をしたり、システム開発を主導するエンジニアを対象とした国家資格です。
プログラマやSEからステップアップしたい方が取得を目指しているようです。
情報システムや組み込みシステムに関する深い知識が求められるため、難易度の高い資格ですが、上級のシステムエンジニアを目指す方はチャレンジする価値アリです。
ネットワークスペシャリスト(NW)
ネットワークに関係する技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画、要件定義、開発、運用、保守で中心的な役割を果たし、技術支援をを行う人のための国家資格です。
ネットワーク系エンジニアが持っていると心強い資格で、ネットワークに関する様々な知識が問われます。
難易度の高い資格ですが、ネットワーク分野でキャリアアップを目指す方はおすすめです。
ITストラテジスト(ST)
高度IT人材として専門分野を持ち、企業の経営戦略に基づいて、事業革新、業務改革、サービス開発のために、どのようにして情報技術を活用すべきかの判断する際に必要な知識をという試験です。
かなり難易度の高い試験という位置づけにあり、資格を取得していることでの優遇は期待できます。
プロジェクトマネージャー(PM)
情報システムの開発、運営、管理を相互的に監修する能力を試される試験です。
プロジェクト全体の意思決定を実行し、全責任を持ちプロジェクトを確実に成功に導き、プロジェクトメンバーを成長させるといった、マネージャー業にオススメの資格です。
難易度は高く、独学での合格は困難と言われることもありますが、この資格を持っている人を優遇する企業は多いです。
まとめ
IT業界にも様々な資格が存在しています。
それぞれの特性を理解し、自分のキャリアにあった資格を取得することで、転職や就職に有利に働くことはあるでしょう。
そして、大事なのは資格だけでなく、経験を積むことです。
資格の取得を目指すだけでなく、しっかりとしたIT知識を身につけ、経験を積むことも忘れずに。